自動車教習所で運転が上手くなるコツ 3選

教習所

こんにちは、まるです。

今回は教習指導員歴8年の私が様々な教習生を見て「この子は上手に運転しているな。」「この子はもう一息頑張ってもらわなきゃな」の判断はどのようなところを見ているのか解説していきたいと思います。

この記事を読んでいる方の中にも、「なかなか運転上手くならない」「なんだか怒られてばかりでやる気がなくなってきた」と思っている人も多いと思いますので、最後までご覧ください。

  1. 教習生の立場と気持ちの持ち方
  2. 指導員としての立場
  3. 運転が上手くなる方法

教習生の立場

初めて自動車に乗って、実際自動車を操作するのは不安な気持ちや、楽しみにしている気持ちや色々あると思います。

例えば….

オートマチック車免許の方の場合 急発進しないかな? ちゃんと真っ直ぐ操作できるかな? 何より、ぶつけたりしないかな? 脱輪しないかな? もしも事故っちゃったらどうしよう。 上手くいかなくて怒られたら怖いな。などなど…

マニュアル車免許の方の場合 基本はオートマチック車の方と同じですが、上記に加えて操作面が違ってきますので、エンストしないかな? ちゃんと発信するかな? そもそも家にマニュアル車ないんだけど、親が「マニュアル車にしろ」って言うからマニュアルにしたんだよな…

みなさん、こんな感情ですか?

私は高校生の時にオートマチック車で免許を取得しましたが、かなり楽観的な性格だったので脱輪は気にならなかったですが、ぶつけたらどうしようとは思っていました。

では、この気持ちはどうすればいいか

上手く発進できないのも、真っ直ぐ走れないのも、ぶつけたり、脱輪するのも、ぜーんぶみなさんのせいでは無いのです。

確かにみなさんが運転していますが、操作を指導しているのは指導員です。ですから上手くいかないのは私が下手だからではなく、指導員が指導不足なんだ。と思った方がいいです。

自分が下手だから上手くいかない…と思ってしまうと、2回目、3回目の教習もどんどんどん底にハマっていってしまいます。

車の運転は自転車の練習と同じです。みなさん自転車を初めて練習する時って練習を付き合ってくれたおうちの方が後ろを持っててくれてましたよね?

それを突然はなしたら…転ぶに決まってます。運転だって同じです。

しっかりとしたハンドル操作、目線の誘導、落ち着いた走行位置を手に入れるには常に指導員が補助してくれる必要がありそうですね。

オートマチック車は12時間、マニュアル車は15時間教習時間がありますが、初めから上手くいくことはありません。何度も何度も失敗しても「自分は下手なんだ」と思わず「まだこの指導員と上手く意思疎通できていないんだ」と思ってください。

指導員としての立場

では、指導員は初めて会った教習生のどんなところを見ているのかを解説していきます。

  1. 初めの挨拶
  2. 歩き方や早さ
  3. 車に乗り込む際の動作

こんなところを見ているんですよ。

「え?挨拶?関係ないじゃん!」「歩き方や早さって、早い方がいいの?」

実は、ベテラン指導員の中には運転する前からみなさんの運転のスキルを見抜いている人もいます。私も、8年指導していますが、だいぶわかってきました(笑)

では、解説していきますね。

1.挨拶

挨拶ですが、声の大きさではないです。実際は初めて会う方の姿勢を見ています。

運転する時に大切なのは運転姿勢です。挨拶をする際背筋がしっかりと伸びている方は運転姿勢を正しく保てそうだなー。と考えることが出来るので、姿勢はとっても大切なんです。

2.歩き方や早さ

こちらも、初めの挨拶と重複しますが、背筋がしっかりと伸びているのか。例えば、教習車まで歩いて行く際の歩調やスピード。

人それぞれ、歩く早さは違います。早い人、遅い人、歩幅の広い人、狭い人。それと同時に、失礼ながら、足の長さも見ていたりします。

車に乗って座席を正しく保つには、足の長さはとっても重要なのです。長いから良い。短いと不利。なんてことはありません。どんな体型の人にもしっくりいくように車の構造は出来ています。

3.車に乗り込むときの動作

皆さんは、助手席や後ろの後部座席には頻繁に乗っているかと思います。さて、どんな風に乗っているのか意識したことはありますか?

実は車の乗り込み方は決まっているのです。ドアを開けて→頭から入って→椅子に座る 大体の方はこの手順で乗り込んでいると思いますが、この乗り方は、間違いなのです。

実際は、ドアを開ける→足から入って→椅子に座る この手順です。

「順番なんてどうでもいいだろう」と思いがちですが、頭から入るのは車外にお尻が突き出るような形になるので、安全面ではお尻が引かれてしまう可能性があります。なので、足から入るのです。

また、乗り方だけではなく、乗る際の服装もチェックしています。

運転する際はハンドル操作があるので、帽子、前髪、袖が分厚いジャケット、男性だとポケットに財布や携帯を入れたままの方、女性だとミニスカートなんかは初めて運転をする際には邪魔になってしまうことが多いので、気をつけたほうがいいと思います。

以上のことが、運転を始める前に指導員が見ている点です。

まだまだ細かく話せばありますが、それは他の記事で書いて行こうと思います。初めて対面した指導員にジロジロ見られていたのはこう言うことなのです。

運転が上手くなる方法

さて、本題ですね。

運転が上手くなる方法は、魔法のように一瞬で上手くなることはできません。

何度も練習が必要になります。

しかし、練習をする際に「私は、僕は、下手なんだ。」と初めから決めつけているのは上達するものも上達しません。皆さんがうまく出来ないのは皆さんのせいではなく、指導員の指導不足!皆さんは担当した指導員の言う通りの操作をすれば大丈夫です。

指導員に「君は下手くそだな。」と言われても、「私がなんでここで失敗したのか原因がわからないので教えてください。」と言ってみればいいのです。ちょっと勇気のある質問ですがどんどん聞きましょう!

自分は下手だからうまくいかないんだ。この気持ちをなるべく持たないようにして、次回の技能教習に望んでみてください。

皆さんの運転が1日でも早く上達できることを祈っています。

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